この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第11章 混乱と光輝く瞬間
星の予測通り、ミュンヘン市庁舎の奪取と説得は失敗に終わり‥
アドルフ率いるナチ党は、追われる立場へと転げ落ちた。
アドルフ自身も決起2日後に捕らわれ収監、今は失意のどん底‥だという話。
「良いですねエルンスト?」
「分かっている・・」
私とエルンストが訪れたのは、アドルフが収監されている監獄‥
これがアドルフを輝かせる最後の布石‥エルンストの暗示という手法で‥‥
「アドルフ殿・・・」
「君か・・
失敗だったよ‥まさか軍が本格的に我々に攻撃するとは・・」
「元気をお出し下さい、貴方がそうでは他の者はどうしますか?
貴方が居なければ、ナチ党は‥‥」
「皆‥そう言う‥
だが私は檻の中、何も出来ないのだ」
失意のどん底‥正にその言葉が合っているような、弱気なアドルフの発言の数々。
だが、此処で終わらせない!
「1人‥同じナチ党の方を連れて来ました‥
話が上手く、少しはアドルフ殿の心の安定になれば‥と‥‥」
「指導者・・」
後ろからエルンストが姿を現した・・
「彼の言葉に耳を傾けて下さいアドルフ殿‥
必ずや貴方の為になるでしょう」
「・・・ああ・・・」
これで良し、後はエルンストの腕任せ‥
私は離れ、エルンストとアドルフの2人きりにする事に成功。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


