この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第10章 ルークのおかしな武者修行
「全てに於いて完全な自由などありません、特にCross selsような裏社会に属していれば‥
それでも‥いえ、その中で自由を見付け、普通に楽しむ事が悪い事では無いんです‥‥
独国から出れないと言いましたが、独国内でもこうして自由を満喫する事は出来ます‥違いますかルーク?」
「でも独国の外には、もっと自由が広がっている‥
俺は‥ご主人様が本当に自由の方が良い、俺の我が儘でしょうか?」
「・・・いえ・・・
本当はそれが一番なんでしょう‥
ですが・・・」
急に半身を起こした盟主は、自分の方を真っ直ぐ見て‥‥
「・・・
その時は‥ルークも一緒です‥
Cross selsという玩具箱を使って遊びましょう‥‥勿論2人でですよ‥‥」
「・・・・・」
自分は‥何も言えない‥
初めて盟主が自分を認める言葉を下さった、その事の方が嬉し過ぎて‥‥
「・・・・・
そろそろ娼館に戻りなさいルーク‥
ひと月と言いましたが、思ったより時間は無さそうです、今の内に女性に慣れて貰います‥表も裏も‥‥
基本的な事だけ覚えれば十分、後はどうにでもなります・・・」
「わ‥分かりました‥‥ご主人様‥‥」
喜びと共に、その気迫に飲まれる‥
盟主は本気で自分を使う、それがひしひしと躰中で感じ取れた。
盟主の本心・・・
自分はこの時の言葉で、自分の道を見付けていく事になる・・・

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


