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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第3章 盟主と従者の子供
言葉だけでは分かり難いと、道案内を頼む‥
これが餌を捕まえる布陣。
「まだ本部施設に慣れていないんですか?」
「まあ‥私はあまり慣れてはいませんね‥
何時の間にか、こんなに広くなってしまい、本当に道に迷っていたんです」
「何時の間にか??」
「・・くすっ‥
暫く別の場所にいましたから」
「そうですか‥」
危ない危ない、つい不用意な発言を‥
だが、私のこの話し方は、相手を油断させるのには十分役に立つ。
誰に似たのか、私は元々こういう話し方であり、作っている訳では無い‥
自然に身に付いた‥これが一番合っているだろう。
「この道を真っ直ぐに行けば城です」
「ありがとうございます‥
出来れば、もう少しご一緒しませんか?
もっと貴女の話を聞いてみたいですね」
「私の‥?」
「ええ‥凄く興味があります」
「す‥少しなら‥‥」
「では付き合って頂けますか?」
「・・・・はい」
白人種で頭が良さそうな女性は私の好み‥
ただし、餌としてだが・・・

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