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第34章 step34 二十八段目 Ｂ４階 約束の日

命令と受け止めたのか恥ずかしがらなかった。

まだ自分の体重を支えて立ち上がる力はない。
少し蹴っては落ちてくるだけ…

転んでしまわないようにルリの背中に手を添えた。

｢ん…もういいよ。コレを洗ってくれる？｣

また、ｺｸﾘと頷く。
そして一生懸命指を開いて握って、擦りあげてきた。

献身的な部分もなくなっていない。
ルリに触れられると瞬く間に嵩を増していった。

｢さあ、湯に浸かろうか。｣

泡を流して抱えて湯船に下ろし、後ろから脚の間に挟むようにして座らせる。
支える意味も兼ねてお腹に手を回した。

｢ルリ、少しゆっくりしたら、トレーニングをするよ？｣

ﾜﾝ…

やはりsexに関係ない会話では、犬に戻ってしまう。
喋れなくなった理由か原因を探らなければならない。
ただし、ルリを焦らせずゆっくりだ。

｢さて、ここに掴まってごらん。｣

壁についているバーに掴まらせる。

｢そして手足に力を入れて立ってごらん。途中まででいいから、無理そうなら、戻って…｣

ﾜﾝ…

ルリが手に力を入れる。ぷるぷるしながら、湯面から少しお尻が出ただけで戻っていく。

｢うん、できるところまででいいから続けてみて。｣