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第32章 玄 徹匠 ートモダチー

会社を出て、てっちゃんの家の方面に向かいながら電話をかける。
珍しく電話が繋がらなくて。
きっと居るだろう、居なくても家には入れるしな…と電車とモノレールを乗り継ぎ、てっちゃんの家に向かう。
乗り継ぎの合間とか、何度か電話を掛けたけど、全然繋がらなくて。やっとコールバックが来たのはもうてっちゃんの家に向かう最後の交通機関、バスを待ってるトコロだった。
「もしもし、翠⁉︎ ごめん!携帯カバンに入れっぱで気づかんかった!何かあった?」
「あ、うん。てっちゃん今どこに居るの?」
「へ?今?ウチだけど?」
「良かった!今から行ってもいい?」
「え…今、から?」
「…うん…ダメ?」
「………ダメ…ではない、と思う…けど…今トモダチが居るから…」
「あ、そうなの?邪魔かな?」
「…いや…ちょい聞いてみる…」
しばらくの間があって。
「…大丈夫…翠さえ良ければ、っていってる…」
「ホントに、行ってもいいの?」
「今翠何処なの?」
「今?バス待ってるとこ…だけど、もうバス来たから乗るね!じゃ、また後で!」
一方的に通話を終了させ、バッグに携帯をしまった。
珍しく電話が繋がらなくて。
きっと居るだろう、居なくても家には入れるしな…と電車とモノレールを乗り継ぎ、てっちゃんの家に向かう。
乗り継ぎの合間とか、何度か電話を掛けたけど、全然繋がらなくて。やっとコールバックが来たのはもうてっちゃんの家に向かう最後の交通機関、バスを待ってるトコロだった。
「もしもし、翠⁉︎ ごめん!携帯カバンに入れっぱで気づかんかった!何かあった?」
「あ、うん。てっちゃん今どこに居るの?」
「へ?今?ウチだけど?」
「良かった!今から行ってもいい?」
「え…今、から?」
「…うん…ダメ?」
「………ダメ…ではない、と思う…けど…今トモダチが居るから…」
「あ、そうなの?邪魔かな?」
「…いや…ちょい聞いてみる…」
しばらくの間があって。
「…大丈夫…翠さえ良ければ、っていってる…」
「ホントに、行ってもいいの?」
「今翠何処なの?」
「今?バス待ってるとこ…だけど、もうバス来たから乗るね!じゃ、また後で!」
一方的に通話を終了させ、バッグに携帯をしまった。

