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サイレントエモーショナルサマー
第7章 erosione

宙に浮く解放感を目指し動きを速くすると余裕そうだった藤くんの息が荒くなった。綺麗な顔につうっと汗が滑る。それを舐めるように唇を寄せて、抜けそうなくらいに腰を浮かせすぐさま力を抜く。
「うぁ…ッ…ああ…!」
ずん、と深い衝撃があって身体が痙攣する。動きを止めたのに膣がぎゅうぎゅうと藤くんのモノを締め付け続けるのがよく分かった。太腿がぴりぴりしたままなのが痛くて気持ちイイ。
「よく出来ました」
だらりと藤くんの胸に沈むと彼は私の髪に口付けてゆっくりと私の身体を押し倒す。
「えっ…!?藤く、…ちょ、いまイったから…」
「ご褒美あげるって言ったでしょ」
私の膝裏を掴んで身体を折ると痙攣しっぱなしのナカを抉るようにグラインド。肌同士のぶつかる音は最高の興奮材料。
「すっげ。やばいですよ、志保さんの中、ずっとびくびくしてる。分かります?」
「わかる…っ…わかるから…あァッ!?」
視界が涙で滲む。瞬きをするとそれが流れクリアになるけれど藤くんの突き上げで目尻にはみるみる涙が溜まっていく。
離れた方がいいのは藤くんじゃなかったのかもしれない。私だ。今の内に離れるべきは私の方だ。そうしないと、私は、
「んん―ッ!?」
激しい律動の合間に乳首を噛まれた。刹那、目の前に見えていた景色は白く弾けて消えていく。
「今、なんかよくないこと考えましたね」
「ち、ちがっ…そ、なこと…ッ」
「志保さん、キスは?」
「ん、んっ…ちょうだい…っ」
藤くんの唇は焦らすように頬に触れた。まだそんなことをする余裕があるなんてずるい。頬を啄む唇がやっと私のそれに合わさった。舌を絡ませあって、甘く噛むと藤くんのモノがどくんと跳ねる。

