この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第7章 07
お皿を用意していると、顔の前に味見用のスプーンが向けられる。
「都羽、味見して?」
莉壱の手の上からスプーンを掴み、口へと運んだ。
ケチャップ薄めだけど、塩でしっかり味付けされたチキンライスは美味しかった。
思わず、ふふって笑いが零れた。
「どお?」
「うん。おいしい。莉壱、オムライス屋さんになれるよ」
「ふっ、ならないよ」
今日もひとくち毎に『おいしい』って呟いた。
「都羽」
味見の時みたいに、オムライスの乗ったスプーンを口元に近づけてくる。
「自分の分があるよ?」
あたしが自分のお皿から掬ったオムライスを口に入れると、莉壱は諦めてスプーンを自分の口に運ぶ。
「都羽、味見して?」
莉壱の手の上からスプーンを掴み、口へと運んだ。
ケチャップ薄めだけど、塩でしっかり味付けされたチキンライスは美味しかった。
思わず、ふふって笑いが零れた。
「どお?」
「うん。おいしい。莉壱、オムライス屋さんになれるよ」
「ふっ、ならないよ」
今日もひとくち毎に『おいしい』って呟いた。
「都羽」
味見の時みたいに、オムライスの乗ったスプーンを口元に近づけてくる。
「自分の分があるよ?」
あたしが自分のお皿から掬ったオムライスを口に入れると、莉壱は諦めてスプーンを自分の口に運ぶ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


