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愛おしい貴方・作品SS集
第6章 禁断バトル・絶対見返してやるんだ(禁断背徳)
「葉山さんに‥
"どうしてと考えた事はありますか?
そして全体を見るという事も‥
それが出来なければ、あなたは何時までもそのままです"
・・・と、言われました」
「・・・
それを聞いてどう思った伊織?」
思案そうに聞いて来る朔夜叔父‥
「どうして‥勿論会長の側で秘書をやる為‥
全体を‥見てるつもりですが‥‥」
「はぁ‥‥
本当に堅物だなお前は‥
意味‥読み違えてないか?」
「読み違え‥‥」
葉山さんが言った言葉に、別の意味があると?
「どうしてとは、伊織に対して、どうしてこうまで言うか‥
全体は、目の前の事だけで無く、物事全体を見れという事だろ‥‥
早乙女邸は確かに個室仕事だ、だが葉山は他の秘書の行動、会長の動き、全て把握してるだろう」
「・・・・・」
どうしてこうまで言うか‥
確かに葉山さんは、私には殊更キツい、それをどうしてと考えると‥‥
そして全体を‥
朔夜叔父の言う通り、葉山さんは全て把握している‥
1人1人の仕事内容、会長の小さな動きまで全て‥‥

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