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無題
第1章 〜1〜
「どうせ死ぬときは一人で死んでいくんだから…」
出逢った頃のあなたの口癖
それじゃさみしいねって
そんな風に思うようになってしまった
あなたが悲しくて
何も言えなかった
あれから何度も季節が巡って
「死ぬときはお前に居てほしいな」
って
「お前より先に俺が死ななきゃ俺が辛いな」
って
笑いながらあなたが言う
あぁ
あなたは変わったんだなって
そう心から感じて
微笑んでいた
私はずっとあなたのそばにいるよ
時々あなたを困らせたり
怒らせたりもしてしまうけど
あなたのそばにずっといるから
もう二度と
そんな風に思わないでね
一人で悲しまないで
一人で苦しまないで
それも私が半分貰うから

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