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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力
仁科は暫く、その状態から動かず。
ただ、何度か喉が動くのだけが生々しい程にハッキリ分かる。
事務所内、仁科の行動が意外過ぎたのか、誰1人動けず静寂だけが室内を支配する。
「・・・良い、ですよ・・・」
美波の腕首から唇を離し、仁科は次に自分の腕首を噛み切った!
流れる自分の血に唇を持って行き、その血を啜る、そしてそのままの状態で美波に口付けた。
「んっ‥‥」
美波の喉も動くのが分かる。
美波が飲み込んだのは‥‥仁科の血。
「暫く、これで大丈夫な筈です‥‥」
一通り終わって、仁科が美波を連れて歩き出す、俺の方へと。
「・・・
主催を、頼みます美波・・・」
「・・・・・はい・・・・・」
美波を俺に預け仁科は1人歩く、神楽亜弥の前に。
それに美波に俺を頼むとは、どうなっているんだ!?
どうしよう、仁科さんは本気だ、本気で力を使おうとしてる。
私に櫻澤さんを頼むって、今の私じゃ大した力なんて使えない。
本当に櫻澤さんを守るだけで精一杯、それなのに仁科さんは力を使うと。
(仁科さん・・・)
抑えいたのを開放してるから分かる。
仁科さんが、どれだけ怒っているかが。
怒りは仁科さんを変える‥‥冷たい盟主へと・・・
それがどんな結果になるか薄々気付いているのに、私は仁科さんに手を、貸してしまった・・・・・

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