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契約的束縛ー羞恥公開調教
第20章 大いなる保護と罠
『東条海里、櫻澤霧斗と双璧を成す存在と記憶にありますが、不要品にでもなりましたか盟主?』
「そこまでは言っていませんよ‥
東条海里の身辺及び山口県の暴力団上杉組、どうも繋がっているようで‥
それに、東条海里は‥‥美波に目を付けています・・・」
このひと言でルークが日本支部が動く、だから敢えて美波の名を口にした。
『っ!?
新たなる盟主シルバー・クルス様を!?
・・・分かりました、手の者を全員放ちます』
「連絡は何時も通りに‥
不要品かどうかは、結果を聞いてから判断します」
『仰せのままに‥
それと盟主‥‥』
「何ですか?」
ルークの方から、私に話を持ち掛けるのは珍しい。
『ピアスが日本に届きました‥
ただ申し訳ない事に、入れ違いで上杉組に送り済みです』
「・・・それは仕方ありません不可抗力です‥
中身は開けられない仕組みでしょう?」
『はい、本部で封印を施されていますので、開けられるのは盟主のみ‥
既に上杉組に届いていると思います』
余計な詮索をされる前に、早めに取りに行くべき。
中身が見られる可能性は低いが、東条海里に渡る可能性の方が高い。
「そちらは直ぐに回収します‥
探りの方、頼みましたよ」
話は終わりと言わんばかりに、私の方がスマホの電源を落としてしまう。

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