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契約的束縛ー羞恥公開調教
第16章 優しき調教師
そうだった、会員側のルール。
『調教中に触れてはならない』
もうこれは通用しない。
暫くは客対応って言っていたし、客に触れられる事も覚悟しなくちゃいけないんだ。
「化粧をしようか‥
みんなも見たがっている」
「・・・はい・・・」
「・・・
それだかな・・・」
「???」
私を鏡台の前に座らせて、本郷さんは話を続けて来る。
「調教師として、その話し方では不味いだろう‥
今の美波の話し方では、調教される側は言う事を聞かないぞ」
「・・話し方・・」
「俺程キツくなれとは言わん‥
だが、ある程度のキツさは必要、それか仁科くらい、恐ろしい程の丁寧口調になるか‥‥」
仁科さんの、あの話し方は無理だと思う。
だって、あれで本当に素なんだから。
だとしたらキツい方?
でも、どうやって変えれば良いんだろう??
「これが駄目なら、どうしょうかな?」
「最低限の、手本口調は載っていたと記憶にはあるが‥
どう考えるかは美波だからな」
「最低限?
あの本に??」
ちょっとだけは見たけど、全部のカリキュラムを一括で送って来た、私にはそんな印象だった。

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