この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置
「じゃ今は血が欲しい状態だな?」
「今回は特に‥
ただの暴発ですし、それに・・・・・」
「それに???」
「・・・・・」
何故か仁科は黙り込んでしまった。
今の仁科の瞳からは、何を考えているのかを見抜くのは難しい。
「・・・仁科・・・」
「・・・
此処まで話して隠しても、ですか‥‥
血の契約の為に、美波から血を少し頂いたので、暫くは飢える事は無い‥
完全に波長が合う者の血は、少量で十分ですので‥」
「さっきも話していたな、血の契約と‥」
「先ずあり得ない事ですが‥‥‥
ごく稀に完全に波長が合う者が現れる‥
その人間とだったら、血と力の交換で、私と同じ眷族にする事が出来るんですよ」
「それが美波だった」
「気付いたのは随分と後になってです‥
刀谷の1件、あの時に美波の傷を治そうと、少しだけ美波の血を舐めた‥‥」
「・・・それで?」
「その時に気付いたんです、普通滲んだ程度の血で、人1人殺せるだけの力は使えない‥
なのに、多少不安定になりながらも、完全に力を制御出来た‥
だから唯一美波だけが、私の眷族になれる可能性があると・・・」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


