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契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置
デスクに少し腰掛けて、馴れない煙草を吸いながら、どれくらい待ったのだろうか?
漸く中央が賢人と繋ぎを付けた、中央でも賢人に繋ぐのは難しいという事の現れ。
『これはこれは‥‥
盟主よ、如何なされた?』
モニターには黒のローブを着込み、フードを深く被った賢人の姿。
漸く繋がった賢人を見、私は短くなった煙草を消して、部屋の中心に立った。
「中央では埒があかなかったので‥
話は1つ、血の契約をしましたので、その報告です」
『なんと!
新たな盟主の誕生‥
おお、我々の世代で、この恩恵を受ける事になろうとは!!』
「大袈裟な‥
先に話は行っている筈・・・今更ですよ・・・」
前に美波のパーソナルデーターは、中央に送っている。
中央がもみ消さない限り、データーは賢人にも回っている筈。
中央が、そんな無駄で私の意に反する行為をするとは思えない。
確実にデーターは遺跡へと転送されている、それを知っていてこの狸は。
『データー上は仮定の話、こうして盟主ご本人から聴ける事こそが、我々には光栄な事・・・』
「・・馬鹿馬鹿しい‥
今更盟主と言われても、何もしませんよ私は‥‥」
『・・・ですが・・・』
「私を眠らせたのは、お前達賢人‥
例え世代が変わろうとも、私が怒っていないとでも思っていたんですかね??」
・・半ば強制的に・・
私は長き間、遺跡の地下深くで眠らされていた。

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