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契約的束縛ー羞恥公開調教
第11章 美波と調教師1
漸く・・・美波が漸く頷いてくれた・・・
言った言葉の数々は、全て私の本心、嘘偽りは一切無い。
美波を守る為に、そして美波を待つ為に、どうしても必要な血の契約。
心から思う美波の為、私は初めて血の契約に踏み切った。
「・・・あっ!!」
細い美波の首筋に牙を立て、私の方からの血の契約を実行する。
普段は隠している牙を首筋に埋め込み、私の力を流す代わりに、流れる美波の血を啜り飲む。
そう、人間が吸血鬼と呼ぶ類。
厳密に言えば違うが、吸血鬼のモデルの1つになったのは確か。
普通の人間には持ち得ない長い寿命‥
あり得ない程の身体能力‥
傷を病を治す力‥
それが私・・・
稀少種と呼ばれる、人と神と悪魔の中間的存在。
もう私しか居ない。
いや、今此処にもう1人誕生する。
私の力を受け入れ耐えられる、美波という存在が。
「はぁぁ・・
美波の血は、砂糖菓子のように甘いですね・・・」
「仁科さん‥‥‥
んっ‥‥はぁぁっ‥‥
心臓がドクドク言って、それに凄く躰が熱い‥‥」
「暫くの間です‥
美波が私の力を完全に受け入れたら収まりますから」
私も初めての事。
今まで、こんな真似をした事は無い。

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