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第1章 突然の出来事

パンッパンッ…ガサッ…ガサッ…

「こんなもんかな？にしても、テレビとか置いてってよね！！」

そんな文句を話つつ、ゴミ収集場へ捨てに行くと、偶然にも大家さんと会った。

「こ、こんばんは。」
「こんばんは。綾部さん、引っ越すの？」
「い、いえ。引っ越しません。何でですか？」
「いや、今日…あっ、お家賃頼みますよ。」

それだけ言って、大家さんはその場から、立ち去った。

「ったく、人の事、いやらしい目付きで見て。いやんなっちゃう！！」

それから、１週間して、会社から色々な書類が届き、失業給付金の手続きをしに、ハローワークへと行った。

「お給料よりは、ちょっと減っちゃうけど、その分は、節約して…仕事も早く見つけないと！」

そう思ってた矢先…