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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第11章 外側と内側

「・・はぁ‥‥」
シャワーを使ってから、直ぐにベッドにドサッと‥
流石に連日深夜1人監視は堪えているよう。
とはいえ、あの資材調達は、予想以上に本社内では高評価‥
あまり顔も見せない社長というフレーズから、敏腕社長くらいには、一般社員達に評価が上がったらしい・・
「何事も好印象は良い事だがね‥‥」
実際にこのOSを使うのは一般社員達‥
此処で好印象を勝ち取ったのなら、私の方は優位に働く。
OS統一は社内改革の足掛かり、まだまだやりだい事は沢山‥
早くグループ全体を安定させたい。
本社持ちと私持ちの子会社では、業務形態が違う、社員待遇が違う‥
全ての均一化‥それが私の最終目標。
(ずっと‥それを目標に歩いて来たのだけどね)
外側からジワジワと攻めて、漸く此処まで来た‥
私の目的以上に、今は改革の方が優先‥‥まあ最終的には、私の目的に行き着くだろうけど・・
「・・・はぁ‥‥」
少し無理はしたとは思う、半月以上オフィスで1人‥
使用契約等などは全て目処が付いた、残りをOSの更に強化に回し、本当にずっと仮眠程度・・
このOS導入が本格的に終わったら、数日くらい休みが欲しくなって来た。
もう少し、プライベートに目を向けても良いのでは?
まだ、あの言葉の数々が耳に残って離れない‥
私の‥‥プライベート・・・・・
そんな事を思いながら、うつらうつらと眠りに陥る‥そろそろ昔の夢を見る事は少なくなったが、まだたまには・・・
それだけ、私に取って父の言葉は印象深く残った・・・らしい・・・
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