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セカンドラブ
第2章 カ
「事態が飲み込めないのですが・・・」
「俺もだよ」
ですよ・・ね。
「まず落ち着いて、朝一番で医者に行こう」
眼鏡の位置を直したその仕草は私の知っている山本主任と同じで。
「俺の事は分かるよな?」
「山本主任です」
「・・・今は係長だ」
「え!順調に出世街道ですね!」
「お陰さまで」
この軽い嫌味を言うところも変わらない。
「しおりは今30歳。27歳で俺と結婚した」
「山本、しおり。ですか」
「そうだ」
「仕事は3年前に結婚と同時に辞めて今は専業主婦だ」
「専業主婦ですか!私が?まさか!」
「・・・しおり自身が、そう望んだ」
5年後の自分は私の思い描いていた自分とは違うらしい。
私は、総合職で入社した自分に常に発破をかけてきた。
残業も休日出勤も男性と同じレベルでやってきた。
女性でも出世できるこの会社で
私は自分を試してみたかった。
その私が、専業主婦?
うそでしょ・・・・
「俺もだよ」
ですよ・・ね。
「まず落ち着いて、朝一番で医者に行こう」
眼鏡の位置を直したその仕草は私の知っている山本主任と同じで。
「俺の事は分かるよな?」
「山本主任です」
「・・・今は係長だ」
「え!順調に出世街道ですね!」
「お陰さまで」
この軽い嫌味を言うところも変わらない。
「しおりは今30歳。27歳で俺と結婚した」
「山本、しおり。ですか」
「そうだ」
「仕事は3年前に結婚と同時に辞めて今は専業主婦だ」
「専業主婦ですか!私が?まさか!」
「・・・しおり自身が、そう望んだ」
5年後の自分は私の思い描いていた自分とは違うらしい。
私は、総合職で入社した自分に常に発破をかけてきた。
残業も休日出勤も男性と同じレベルでやってきた。
女性でも出世できるこの会社で
私は自分を試してみたかった。
その私が、専業主婦?
うそでしょ・・・・

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