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第6章 再会

「あっ、電話！」

アパートに戻り、店長に電話をし、辞める事を伝えたら、

「そっか。辞められるのは困るが、仕方ないか。制服ったって、エプロンだけだし。」
「今夜、行きますね。」
「あぁ、紗智に言って、給料とか用意させとくから。」

その夜、私は、エプロンを返しにお店に行った。

「店長？」
「あぁ、秋山さん。」

いつも通り、ジトッとした目で私を見てるのがわかる。

「これ、エプロンです。」
「あっ、これ、お給料と退職金。書類にサインして。」

雇用保険の解約手続きか。

椅子に座り、確認しながら、名前を書いてると…