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残響
第6章 噂
お昼までは、平和だった。
でも…
「半田ー!先生、職員室にこいってさ!」
先生からは、
「これ、お母さんに渡しといて。無くすなよ?」
茶色の封筒を渡された。
それを持って、教室に戻ると…
ガタンッ…
「萌ちゃんとこって、ママしか居ないの?」
「うん…」
「パパは?」
「居ないよ。」
なんとなく、皆の視線が、私に来てるのがわかった。
うちのパパは、犯罪者。前に親戚のおばさんが言ってるのを聞いたことがある。
「どろぼー。」
っ!!
誰かが、そう言った。