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サキュバスちゃんの純情《長編》
第11章 幸福な降伏

「翔吾、く……あっ」
「ん、いい子。大人しく、ね。声出さないで」
指が乳首を捏ね、もう一方の指が花芯に触れる。花弁に宛てがわれたのは、既に興奮して充血した雄の楔。ヌルヌルと往復し、彼の欲を伝えてくる。囁くような色っぽい声が羞恥を扇情する。
「早く、こうしたかった」
久しぶりに会ったからだ、と翔吾くんの体が伝えてくる。久しぶりだから早く繋がりたい、我慢できない、と。
「十分濡らしてあげたいんだけど、余裕がなくてごめん」
「っ、あ」
「でも、相変わらず濡れるの早いね。隣で望さんが寝ているから? 興奮しちゃった?」
くぷりと指が膣内に挿入り込み、中の具合を確かめる。その指を受け入れるために、そして、お尻のあたりで待機している硬い熱を受け入れるために、トロリと蜜が生まれてくる。
興奮、しないわけがない。いきなり求められて驚いたけれど、好きな人からの要求なら応じてあげたい。
「あかり、いい?」
ダメなんて言わない。いいよ、翔吾くん。奥までおいで。
頷くと、翔吾くんは熱杭を蜜口に宛てがい、一気に挿入ってきた。
「んんんっ!」
「ごめん、痛い?」
「だいじょ、ぶ」
「シャワー、置こうか。そこ持てる?」
シャワーを出したままフックに差し込み、近くにあった手すりを持つ。その間にも、翔吾くんは肉杭を私の中へと押し進めてくる。声を我慢するのがつらい。
「シャワー出しっ放しでいいよ。音と声が聞こえちゃうから」
「あ、ふ」
「動くよ、あかり」

