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サキュバスちゃんの純情《長編》
第8章 兄弟の提携

「翔吾は良くて俺はダメ?」
そんな、切なそうな顔で見上げてこないで、健吾くん。そんな顔をしたって、無理なものは無理です。
「だから、今は、無理なの」
「今だけ? 昼なら大丈夫? いつになったら、俺はあかりを抱けるの?」
それは、悲鳴を上げている私の体に聞いてください。いつ回復するんですか、と。いつになったらセックスできますか、と。
「……わかった。しんどいなら、今日は、ずっとここにいよう、あかり」
「えっ?」
「一日中、俺たちに抱かれていてよ。世話はするから」
「はっ!?」
普通の思考回路では到底たどり着けないような酷い提案に、私の頭の中は真っ白になる。
全然、わかってない。健吾くん、全く理解していない。
それに、一日中って、監禁しているのと同じじゃないの! それはちょっと、いや、かなり問題じゃない? 問題でしょ!?
「あかり、挿れさせて」
「ひゃ!」
ズルと抜き取られたショーツ。さっきはいたばかりだったのに、床に落とされる。既に健吾くんはトランクスを脱ぎ捨てている。屹立した肉棒の先、ヌラと光る鈴口が彼の興奮を伝えてくる。
抗議しようとしたら、唇を塞がれ、太腿が持ち上げられる。
「んんっ! んーっ!」
「さっきイッたばかりだろ? 濡れてる。このまま挿れるよ」
「バカッ! 健吾くんの人でなし! ほんとに知らな――っやぁ!」
ズブと遠慮なく隘路を割った肉棒の太さと硬さに、私はただ悲鳴を上げる。
濡れた膣内は新たな熱と質量を歓迎しているけれど、今、連続で挿れられるのは本当にしんどいのに。
健吾くんのバカ! 翔吾くんのアホ!
私は性欲処理のための人形じゃない!

