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眠れる森の少女
第5章 牧場
「あっ、可愛い!!いいの?貰って。」
「うん。ママ、青が好きだから、青色のトンボ玉。」

ブレスレットを付けた政美の腕は、少し細かった。

やはり、まだ俺は、政美が好きらしい。初恋の相手だったしな。

「じゃ、またくるから。」
「いつも、ありがと。智恵、お勉強進んだ?」
「一緒にやってるし、智恵ちゃん教えてくれる。」
「もうすぐ終わる。」
「えらい。もう少し、我慢してね。」

胸が、熱くなる。

二人を連れて、家に帰った。

バタンッ…

「ふうっ。疲れた…」

荷物を放り出して、ソファに座った。
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