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眠れる森の少女
第2章 天使が舞い込んだ
俺は、珍しく昔からの友人であり、初恋の相手だった近藤政美に電話で呼び出された。

しかも…

「入院?!なに、またドジったんだ。」
「…。」
「ママね、自転車で転んでね、土手を転がったんだよ!!」
「ほほーっ!!」
「パパ、ちぃちゃんと売店行ってきていい?」
「あぁ、行っといで!!」

麗香にお金を渡し、備え付けの椅子に座った。

クラス会で、政美は、前の旦那と別居中とは聞いていたが…?

「あれ?お前のピンチに旦那は?」
「来ないわよ!離婚したから。元々、婿入りだったしね。」
「で、何よ?話って。」
「お願いがあるの!!」
「金は、貸さんぞ!」

笑いながら、言った。

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