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親知らず
第7章 告白
「実はな…」

二時間後…

「そんなとこだ。」
「瑠依?ごめんね。いつか、ふたりには言おうとは思ってたんだけど…」

俺は、父さんと母さんの本当の子供だけど、瑠依は…

「じゃ、私の本当のパパとママは?」
「…。」

ふたり、顔を見合わせる。

「生きてるの?死んでるの?」
「たぶん、生きてはいるかと思うわ。」
「実際、まだ噂しか知らないんだよ。」

私の本当のパパとママは、サラ金に終われ、幼馴染みだったこっちのパパに生まれたばかりの私を預け、夜逃げ。

「小さい時、近藤さん。瑠依のお父さん、お母さんになるんだけど。が、いつくるんじゃないかって思うと、あなた一人を外に出すのが怖くて…」
「だから、お前が、小学生になる前に養子縁組の手続きをした。」
「…。」
「噂って?」

それまで黙ってた瑠依が、口を開いた…

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