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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第2章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(2)
俺は大学生活を楽しむ事だけに気を取られていて、学生としてやるべき事をやっていなかった。
ちょっとヤバいなとは思っていたけれど、それでもついついやるべき事を後回しにしてしまって、気付いた時には手遅れになっていた。
浮かれていたというか、気が緩んでたというか。
でも別に留年したからって友達を失うわけじゃない。
皆俺が留年したことを結構ネタにして笑ったりしていて、極少数だけど俺と同じように留年した奴もいて、傷を舐め合ったりしていた。
留年は確かにダメだけど、そういう周りの雰囲気もあってか、俺は物凄く落ち込むって事はなかった。(もちろん少しは落ち込んだけど)
やっちまったよー、みたいな。(たぶんこの時点でも尚、浮かれていたんだと思う)
でも亜紀は違った。
俺がその事を伝えると目を丸くして
「どういう事!?ホントに?」
「うん。」
「うんって……どうしてそんな事になっちゃったの?」
「どうしてって言われても……単位がその……」
この時の亜紀の表情はなんと言い表せばいいか。
怒っているのか、呆れているのか。兎に角俺が今までに見た事ない表情をしてた。
そんな亜紀を見て、俺は急に自分が留年してしまったことを実感し始めた。
ズドーンっと脳と心臓に何かが圧し掛かる感じ。
重くなる2人の間の空気。
ちょっとヤバいなとは思っていたけれど、それでもついついやるべき事を後回しにしてしまって、気付いた時には手遅れになっていた。
浮かれていたというか、気が緩んでたというか。
でも別に留年したからって友達を失うわけじゃない。
皆俺が留年したことを結構ネタにして笑ったりしていて、極少数だけど俺と同じように留年した奴もいて、傷を舐め合ったりしていた。
留年は確かにダメだけど、そういう周りの雰囲気もあってか、俺は物凄く落ち込むって事はなかった。(もちろん少しは落ち込んだけど)
やっちまったよー、みたいな。(たぶんこの時点でも尚、浮かれていたんだと思う)
でも亜紀は違った。
俺がその事を伝えると目を丸くして
「どういう事!?ホントに?」
「うん。」
「うんって……どうしてそんな事になっちゃったの?」
「どうしてって言われても……単位がその……」
この時の亜紀の表情はなんと言い表せばいいか。
怒っているのか、呆れているのか。兎に角俺が今までに見た事ない表情をしてた。
そんな亜紀を見て、俺は急に自分が留年してしまったことを実感し始めた。
ズドーンっと脳と心臓に何かが圧し掛かる感じ。
重くなる2人の間の空気。