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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密



「連絡してあげたらどうかな…」

「でも携帯……」

「差し障りが無い時間はあるんじゃないか?」

「それは……」


絶対に彼奴から電話が掛かって来ない時間…
一番はガッコ中‥だけど桜だってガッコだ、だとしたら……



「・・うん、ある‥絶対に大丈夫な時間」


深夜遅くから朝方…
この時間だったら、彼奴から掛かって来る事は無く、桜は街で遊んでいる時間。


ちょっとハイになってないか心配だけど、一番安全な時間帯。



「あったね…
時を見て掛けてあげなさい」

「うん…
桜‥心配してるだろうから、大丈夫って事だけは伝えてあげたい」

「それで良いよ」


こういう時の紀永さんは、的確なアドバイスをぁたしにくれる‥流石大人というか、ぁたしより人生経験豊富というか……


でも、これを言ってしまうと、紀永さんが困った顔を‥それにまたオジサン発言も……


とりあえずスルーしなくちゃ・・・




「その子の事は良いみたいだね」

「ちゃんと連絡する」

「そうか…
じゃ、久しぶりに絵でも書かないかい?
という私も久しぶりだがね」

「絵………」


あの日以来、触れる事も出来なくなったスケッチブック…
それなのに、今のぁたしがキャンパスに書けるのか??


答えは多分ムリ…
まだ少し‥怖い。



「・・
出来たらスケッチブックで……」

「別に何でも良いんだよ??」

「まだ‥なんて言うのかな…
そこまで割り切れていないみたい」


紀永さんと一緒に居るのに、割り切れないぁたしって何?


何が割り切れないんだろう??



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