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ちょいS部長の羞恥レッスン
第5章 部長との初めての夜
 そういう気遣いをしてもらえるとは露ほども思っていなかったので、ありがたいと同時に申し訳なくなった璃子は何度も頭を下げる。

 藤崎は黙ってベッドに入ってくると、手にした枕を璃子に差し出して言った。

「一切気にするな。お前のために用意したものだから、堂々と使えばいい」

「あ、ありがとうございます」

 同じベッドに入った藤崎が急接近してくると、先ほどの行為をついつい思い出し、真っ赤になってしまう璃子。

 このベッドはシングルサイズなので、二人で寝るには窮屈に思われた。

 目を泳がせる璃子に向かって、藤崎が言う。

「落ち着かないだろうけど、1ヶ月間だけ我慢してもらおう」

「あ……いえ……」

 どぎまぎして璃子は言葉が上手く出てこない。

 そこで、話題を変えようとして、璃子が尋ねた。




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