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裸の傑作
第5章 本当の処女喪失、もう一人のモデル
待ち時間は5分にも満たなかったが、しの子には一時間くらいに感じられた。
白いTシャツに淡い色のジーンズの男の子が、ふらっとアトリエにやって来た。
マッシュルームカットのような髪型の彼は、中性的で優しげな顔立ちをしていた。
「こちら、しの子さん。モデルをやってもらっている。
しの子さん、こいつは薫といいます。僕の従弟です」
「よろしくお願いします」
薫はしの子に軽く頭を下げた。
少し釣り気味の大きな目が、しっかり彼女を捉えた。
ひげもじゃの龍次郎に比べると、男くささがまったく無かった。
とても爽やかな好青年。
しの子は少女マンガのヒロインのように、少し彼にぼおっとなった。
この子なら、ありかも、なんて・・・。
白いTシャツに淡い色のジーンズの男の子が、ふらっとアトリエにやって来た。
マッシュルームカットのような髪型の彼は、中性的で優しげな顔立ちをしていた。
「こちら、しの子さん。モデルをやってもらっている。
しの子さん、こいつは薫といいます。僕の従弟です」
「よろしくお願いします」
薫はしの子に軽く頭を下げた。
少し釣り気味の大きな目が、しっかり彼女を捉えた。
ひげもじゃの龍次郎に比べると、男くささがまったく無かった。
とても爽やかな好青年。
しの子は少女マンガのヒロインのように、少し彼にぼおっとなった。
この子なら、ありかも、なんて・・・。

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