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女子大生 水野果歩
第5章 女子大生 水野果歩(5)
「果歩ちゃん想像以上可愛かったっスねぇ!」
果歩が帰った後のトミタスポーツジム、果歩が面接をした部屋に二人の男の姿があった、富田と山井だ。
「あぁ、ありゃかなりの上物だな。ハハ、こりゃマジで楽しみだわ・・・へへ・・・」
そう言いながら不適な笑みを浮かべる富田の表情は大好物の獲物を前にする獣ようだ。
「でも富田さん、果歩ちゃんってかなり真面目そうな感じじゃないッスか?大丈夫っすかねぇ?」
「フフ・・・まぁあれは今までにないくらい純なタイプだな・・・しかも彼氏に一途でなかなか難しいかもなぁ・・・。」
「そうっスよねぇ・・・こりゃ今回ばかりは今までのようにはいかないかもなぁ・・・。」
そう言って山井は残念そうな顔をした。
「まぁ俺に任せておけよ、時間はたっぷりあるしよ。」
「え~俺そんなに我慢できないッスよ富田さ~ん」
「俺だってそんなに我慢するつもりはねぇよ。ま、こっちには強力な助っ人もいるし、意外と早いうちになんとかなるかもな・・・。」
富田は自信ありげにまた不適な笑みを浮かべていた。
夜のスポーツジムの一室で、昼間はさわやかなスポーツマンの顔をしていた男達が、目の色を変えて練っている計画に、果歩は気づく予知もなかった。