この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
びっちカノジョ 【2期目】
第8章 Scene.07
ノシノシと草を掻き分けて歩くオークに運ばれる。
「あ………」
お金の入ったバック。
置いてきたっぽい。
また無一文。
「はぁっ………」
気が重くなった。
「グフッグフッ…そういや…この辺り………」
「グフッ…早いトコ抜けるべ」
いきなり早足になった。
と言っても、体が大きいせいか、そんなに速度は上がってない。
楽だから担がれてるけど、自分で歩いた方が速いかもしれない。
移動してから数分後には、カラダの痙攣も治まった。
汗塗れの肌もサラサラになってた。
他人種でも人型なら満腹にもなるし、お風呂要らずなのが改めて分かった。
まさかオーク相手でも通用するとは思ってなかったけど。
「グフッグフッ!」
「グフッ!」
「ふぇっ?」
いきなりオークの足が止まった。
「グフッグフッ…ヤバいな………」
「グフッ…そうみたいだべ………」
今度は丁寧に地面に下ろされた。
「………なに?」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


