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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第20章 運命のイタズラ

約束した通り、アズは毎日仕事帰りにお見舞いに来てくれた。
フルーツを買ってきては、ちゃんとビタミンもとって!と言って食べさせてくる。
そんなアズのおかげか、私の体調はみるみるうちに回復して、予定よりもずいぶんと早く退院が決まった。
涼に電話すると、あと5日間は帰って来れないという。
退院の用意をして、外に出ると、アズが車で迎えに来てくれていた。
「サラ、帰ろう。今日から5日間、仕事も休んだ。サラが回復するまで5日間、一緒に暮らそう。」
「アズ、ほんとに大丈夫なの?」
「今まで全然年休とらなかったから、まとめてとった。サラに早く元気になってもらわないと、仕事にも行けないよ。」
そう言って私の荷物を手にとって車に乗せてくれる
荷物を乗せると、車のドアを開けて助手席へとエスコートしてくれた。
相変わらず、優しくて紳士的なアズの行動にドキドキが止まらない。
いつもこうして、お姫様のように扱ってくれるアズへの思いは、どんどん強くなっていく。
アズ、1度は貴方から離れた私を、またこうして愛してくれてありがとう!!
アズとの濃密な5日間が、これから始まる。

