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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第9章 見透かされた現実
ちらりと出入り口を気にしている。雅が出てから5分が経っていた。
「…結翔くん、気になる?」
「は?あぁ、まぁ」
「行ってくる?」
「でも…和が行ったから迷ってることはねぇだろうから…」
「そうかもしれないけど…」
そういいながらも江本は結翔の横顔をじっと見ていた。
「なぁに、新くん」
「いや…なんか…」
「クスクス、何。」
「…結翔くんが結婚かぁって…思って…」
「だからって何にもかわらねぇよ?」
「いやどこか変わるでしょ。でも良く結婚する気になったね。1人が楽って言ってたのに」
「…結翔くん、気になる?」
「は?あぁ、まぁ」
「行ってくる?」
「でも…和が行ったから迷ってることはねぇだろうから…」
「そうかもしれないけど…」
そういいながらも江本は結翔の横顔をじっと見ていた。
「なぁに、新くん」
「いや…なんか…」
「クスクス、何。」
「…結翔くんが結婚かぁって…思って…」
「だからって何にもかわらねぇよ?」
「いやどこか変わるでしょ。でも良く結婚する気になったね。1人が楽って言ってたのに」

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