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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第17章 歩み寄る心
「ん…」
迷惑だった?などと聞ける訳もないまま申し訳なさそうに俯く雅。
そんな雅にふっと笑いかけると結翔は頭に手を置いて"ありがとう"と伝えてきた。
「話、どうだった?」
「あ…宮田君?」
「そう、どうだったかなって思ってね」
「ん。無事に終わったよ?」
「ふぅん、その事で話しあって待ってたのかなって思ったからさ。」
「…ッ」
きゅっと言葉を詰まらせた雅。しかし1つ深呼吸をすると結翔の背中越しに声をかけた。
「結翔さん…っ!」
「ん?何?」
「お誕生日…おめでとう…です」
「…は?」
迷惑だった?などと聞ける訳もないまま申し訳なさそうに俯く雅。
そんな雅にふっと笑いかけると結翔は頭に手を置いて"ありがとう"と伝えてきた。
「話、どうだった?」
「あ…宮田君?」
「そう、どうだったかなって思ってね」
「ん。無事に終わったよ?」
「ふぅん、その事で話しあって待ってたのかなって思ったからさ。」
「…ッ」
きゅっと言葉を詰まらせた雅。しかし1つ深呼吸をすると結翔の背中越しに声をかけた。
「結翔さん…っ!」
「ん?何?」
「お誕生日…おめでとう…です」
「…は?」

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