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サイドストーリー6
第27章 私の秋クン♪
「秋クン!みて!」
いつもはうちの玄関を入ってダダダダダッと階段を上がってくるのに
今日は上がってきた音も聞こえなかった。
「あぁ・・・」
そうか。
今日は成人式か。
振り袖姿のあずさは照れくさそうにクルッと俺の前で一回りした。
「馬子にも衣裳だな」
心にもないことを言って、急に大人に見えたあずさをわざとからかった。
「もう!きれいだな、ぐらい言ってよっ!」
自分の振袖を見て、「大人っぽいでしょ?」と俺の興味のない(フリの)反応にふくれる。
「車出してやろうか?」
「いいの?」
何だかこの恰好のまま電車に乗せるのが心配で・・・
と自分自身に言い訳してみたけど、本心はそこら中のやつに見せたくない。
いつもはうちの玄関を入ってダダダダダッと階段を上がってくるのに
今日は上がってきた音も聞こえなかった。
「あぁ・・・」
そうか。
今日は成人式か。
振り袖姿のあずさは照れくさそうにクルッと俺の前で一回りした。
「馬子にも衣裳だな」
心にもないことを言って、急に大人に見えたあずさをわざとからかった。
「もう!きれいだな、ぐらい言ってよっ!」
自分の振袖を見て、「大人っぽいでしょ?」と俺の興味のない(フリの)反応にふくれる。
「車出してやろうか?」
「いいの?」
何だかこの恰好のまま電車に乗せるのが心配で・・・
と自分自身に言い訳してみたけど、本心はそこら中のやつに見せたくない。

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