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サイドストーリー6
第16章 田園×虹色
日本を離れる前に、片桐さんと響子さんがレストランに
奏くんと私を招待してくれた。
楽しく、美味しい料理をいただいて、デザートの前に
豪さんが奏くんに1つの鍵を手渡した。
「なに?何の鍵?」
奏くんのその質問に豪さんは静かに笑いながら、目の前のスタインウェイを親指で指さした。
「こいつは奏以外に弾かれたくないんだと」
そういう豪さんを響子さんは優しく笑った。
「違うでしょ。豪が奏くん以外に弾かせたくないんでしょ」
「響子は黙ってろよ」
そういって笑いながら響子さんのほほにキスをする。
「このピアノは奏のためにここにある。
またここに来た時に弾いてやってくれ」
調律は任せておけ。
豪さんはそう言ってウインクした。
奏くんと私を招待してくれた。
楽しく、美味しい料理をいただいて、デザートの前に
豪さんが奏くんに1つの鍵を手渡した。
「なに?何の鍵?」
奏くんのその質問に豪さんは静かに笑いながら、目の前のスタインウェイを親指で指さした。
「こいつは奏以外に弾かれたくないんだと」
そういう豪さんを響子さんは優しく笑った。
「違うでしょ。豪が奏くん以外に弾かせたくないんでしょ」
「響子は黙ってろよ」
そういって笑いながら響子さんのほほにキスをする。
「このピアノは奏のためにここにある。
またここに来た時に弾いてやってくれ」
調律は任せておけ。
豪さんはそう言ってウインクした。

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