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ハツコイ♥アゲイン
第4章 DO・ストライク
どんなよ、ソレって思ったけど
……今の梓のぶっ飛んだ例えでも、妙に説得力があるのは確かだ。
確かに、昔からキラッキラのオーラがある男だった。
陽向が全てで、陽向が命だったあの頃の無敵な私は
彼が放つエネルギーによって、光合成をして生きてましたと言っても過言ではない。
宝石でもない、純金でもない、星でも太陽でもない
何で例えても全く足りない、とにかく異次元の輝きを放つ存在だったんだ。
「………」
うん。
分かってる。
ちゃんと分かってるよ?
思い出は美しいものだから、きっと私は無意識に過去を美化しすぎてる。
梓にグイグイ引っ張られながら
自分で自分の心にツッコミを入れて、鎮火させようと試みるけど
……だけど実際
ほんの20分前、7年ぶりに再会した瞬間
進化した凄まじい光線によって
光合成どころか、確実に私焼け焦げた気がするんですけど
鎮火どころか燃え広がってるんですけど
……これも、気のせいってことでいいんだよね?
うん、きっとそうだ。
気のせい
気のせい
気のせい……

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