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【SS企画】みんななかよし
第7章 【SS企画】②結城とナツ各ヒロインへHなプレゼントを買う
「あ、脱線しちゃった~。結城さん、あっち行こう? 新作見てみたい」
「ちょっと待て、ナツ。この声に合わせてびくびく動く手のひらサイズのものはなんだ?」
「あ、それはね。『ひそひそイッて』だ。懐かしいな、これボツったサクラの試作品。センサーがついていてひとの声に反応するから、囁くだけでもびくびく動くんだよ」
「そのおかしな性能はひとまず横においておいてだ、サクラ? 香月の従弟のあの黒髪眼鏡の?」
「そうだよ。サクラのお姉さんがここの『cherry girls』の重役で、天才のサクラがえっちな玩具を作ってるんだ」
「えっちな……玩具? もしかして俺達の前に広がっているこれら、その類いのもの? これから俺とナツが連れられるんじゃなくて?」
ナツの頬がぷっくりと膨らんだ。
「違うよ!! これどうみてもアダルトグッズじゃないか! 女性限定の玩具がcherry girlsなの!」
そう思って周りを見たら、形状もなにから男性器に見えた。
とすると、この百は下らない卑猥なアイテムは、すべてそういうことに使えって?
「サクラが開発し始めたのは、ここから奥だね。サクラのはネーミングが可愛いだろう?」
『いやいや愛して』
『いぼいぼごりごり』
『それそれごっくん』
「そ、そうか? ……だけどまあ、明るいよな?」
「でしょ? 僕とサクラの合作なんだ!!」
私立最難関大学大都大学現役合格者、色々強ぇぇぇ……。
「結城さんはこういう、大人のおもちゃのお店は行ったことは?」
「……い、一回。連れられて……」
「鹿沼さんに買った?」
「買うわけ……っ」
「って、皆言うけどやみつきになっちゃうみたいだよ? 特に初心者ならこれいいと思うよ? 僕のデータで作られた『帰ってきた コダマクン』」
ナツは長細い筒状のものを手のひらにのせると、妖艶に笑った。

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