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続・捨て犬
第6章 ごめんな…エミ


パン屋の事…だよな

パン屋のことは
俺も気になってたから
エミを説得して
俺はラーメン屋に
出かけることにした


パン屋は
辞めさせてもらうと
伝えるために。



ガラガラガラ・・・

「あ・・・」

萩原の隣には
由香ちゃんが座っていた

「遅せ~よ」


「うっさい
来てやったのに文句言うな」


「まぁいいや・・
なんか・・・お前、病気か?」


「はぁ?元気だけど?」


「なんか・・・
疲れた顔してんなぁ」


そうか?
別に具合は悪くねぇのに

なんて考えてたら
黙っていた由香ちゃんが
突然話しはじめた


「どーゆーつもり?
カズマくんさぁ
いったいどーゆーつもりなのよ!」


「はぁ?何が?」


「エミちゃんのことに
決まってるじゃない!!」


「エミがどうしたんだよ」


「どうしたもこうしたも
ないわよ!
エミちゃん
おかしくなっちゃってるじゃない!!」


「おかしくなんて
なってねぇよ?
由香ちゃん
何言ってんだよ(笑)」


「エミちゃん
家に閉じ込めて
おかしいじゃない!!」


「あれは
エミが外に
出たがらないだけだよ」


「嘘ばっかり!」


「ほんとだよ」


「エミちゃん
前は出かけるの
楽しそうにしてたもん」


「前はな・・」


「今だって
そうに決まってる
カズマくんが
閉じ込めてんのよ!」


「違う!
エミは病気なんだ!
だから
だから家にいた方がいいんだ!」


「おい、カズマ」


「なんだよ」





「病気なのは


お前じゃねぇのか?」




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