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続・捨て犬
第18章 最終章②・・・カフェ

やっとの思いで
アパートに辿り着くと
おばさんは重い足取りで
一段一段階段を上がり
早く鍵を開けろと
俺を急かした
そして俺が鍵を開けると
「エミちゃーーーん!!」
ドアを開けるなり
おばさんは靴を脱ぎながら
エミの名前を呼んだ
「エミちゃんどこ?
どこにいるの?
心配しなくていいのよ
心配なんて何もしなくていいの
エミちゃーーん」
そう呼びかけながら
おばさんは奥の部屋に入り
驚いて布団から顔を出した
エミを見つけた
「エミちゃん・・・」
おばさんを見つめる
エミのその目は
既に泣き腫れていて
右手にはしっかりと
携帯電話を握りしめていた
そんなエミを目にしたおばさんは
すぐに腰を下ろして
エミを
布団ごと抱きしめてくれた
「心配だったわよね?
不安だったでしょ?
ごめんねエミちゃん
おばさん
もっと早く来てあげればよかった。
本当にごめんね…」
おばさんは
そう言いながら
泣きじゃくりはじめたエミを
しっかりと抱きしめ
何度も何度も
エミの背中をさすっていた
「おばさん怒ってなんかないのよ?
おじさんだって
怒ってなんかないの。
エミちゃんが何歳でも
かまわないのよ?
おじさんも
おばさんも
エミちゃんが
大好きなんだから」
アパートに辿り着くと
おばさんは重い足取りで
一段一段階段を上がり
早く鍵を開けろと
俺を急かした
そして俺が鍵を開けると
「エミちゃーーーん!!」
ドアを開けるなり
おばさんは靴を脱ぎながら
エミの名前を呼んだ
「エミちゃんどこ?
どこにいるの?
心配しなくていいのよ
心配なんて何もしなくていいの
エミちゃーーん」
そう呼びかけながら
おばさんは奥の部屋に入り
驚いて布団から顔を出した
エミを見つけた
「エミちゃん・・・」
おばさんを見つめる
エミのその目は
既に泣き腫れていて
右手にはしっかりと
携帯電話を握りしめていた
そんなエミを目にしたおばさんは
すぐに腰を下ろして
エミを
布団ごと抱きしめてくれた
「心配だったわよね?
不安だったでしょ?
ごめんねエミちゃん
おばさん
もっと早く来てあげればよかった。
本当にごめんね…」
おばさんは
そう言いながら
泣きじゃくりはじめたエミを
しっかりと抱きしめ
何度も何度も
エミの背中をさすっていた
「おばさん怒ってなんかないのよ?
おじさんだって
怒ってなんかないの。
エミちゃんが何歳でも
かまわないのよ?
おじさんも
おばさんも
エミちゃんが
大好きなんだから」

