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続・捨て犬
第3章 近っ。

それから俺たちは
エミの料理を褒めながら
楽しく食事をすすめた

しばらくして
酒がなくなり
エミが台所まで
取りに行ったんだけど
部屋に戻って来ると
酒をテーブルに置いたエミは

俺の真横に座った

あっ……早えぇな。
もう近くに座ってる(笑)

しかも

近っ(笑)


俺にぴったりと
くっつくように座ったエミは
俺と2人でいる時のように
穏やかな顔

でもその
ぴったりが…

尋常じゃなく
ぴったり過ぎだ(苦笑)


萩原兄妹は
そのぴったりさ加減に
絶句したあと

クスクスと笑った

だよな(苦笑)
そりゃそーだ。

エミは距離の取り方が
分からないんだ。
くっついてたら
恥ずかしいとか
そーゆーのも。

「やっぱ、ラブラブだねぇ〜」

って、由香ちゃんが
ニヤけた顔をして茶化すんだけど
エミは
まんざらでもない表情

萩原がいるんだぜ?

俺は、どんな顔すりゃいーんだよ
まったく。
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